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2011.03.04
[更新/お知らせ]
第23回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第8回・コンペティション出品作品『鋼のピアノ』ジェシカ・カム プロデューサー

第23回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、TIFFやグリーンカーペットに対する感想をいただきました。

リレーコメント第8回は、コンペティション出品作品『鋼のピアノ』のプロデューサー ジェシカ・カムさんです。

●第23回TIFFに参加されてみていかがでしたか?
「私達の映画がこの映画祭に選ばれた事をとても光栄に思っています。ここでは本当に良い思いをさせて頂きました。TIFFのスタッフは私達に本当に良くしてくれました。クルーの中には今回初めて東京に来た人達もいたのですが、彼らは皆、まるで王様のように扱われたと感じていました。ホスピタリティー・チームは最高のおもてなしで私達を迎えてくれました。楽しい時間を過ごす事ができましたし、最優秀男優賞を受賞できてとても嬉しいです。この作品に配給会社が付いて日本で上映される事を望んでいます。より多くの人達にこの作品を見てもらい喜んでもらえれば幸いです。」

●グリーンカーペットについて?
「もちろん、それは名誉であり、非常に面白い経験でした。それにグリーンなので今までとは違っています。私は意図的に赤いドレスを選びました。レッドカーペットで赤いドレスを選ぶことは無かったでしょう。でもグリーンカーペットには赤いドレスが栄えると思い選びました。」

●Q&Aはいかがでしたか?
「Q&Aのセッションは素晴らしいです。何故なら観客から瞬時に応答を得ることができるからです。スタジオで編集をしながらこの映画を完成させるのに数ヶ月を費やしました。他の人と会う機会も無く、またまだ公に映画を見せる事もまだしていませんでした。今回はアジアンプレミアでアジアの観客がこの作品を鑑賞したのは初めてのことでしたので、私達は興奮していましたし、神経質にもなっていました。作品を見て笑ってくれるだろうか?涙を流してくれる人達はいるだろうか?映画を見てどう思われたのだろうか?我々は作品について思い入れが強すぎて、ある意味麻痺しているので、観客と直接映画について交流の場を持てることは素晴らしいことだと思います。彼らは映画についての気持ちを伝えてくれます。そしてどういう映画が好きか教えてくれます。それは私にとって大切なことだと思っています。とても良いことです。」

©2010 TIFF
ジェシカ・カム プロデューサー

©2010 TIFF
右端がジェシカ・カム プロデューサー。赤いドレスがグリーン・カーペットに映えます。男性陣は左からチェ・グァンソク プロデューサー、チャン・メン監督、主演のワン・チエンユエンさん

チャン・メン監督、ワン・チエンユエンさん(俳優)インタビュー
『鋼のピアノ』公式記者会見+Q&A
最優秀男優賞受賞『鋼のピアノ』ワン・チエンユエンさん、受賞者記者会見

鋼のピアノ


リレーコメント:
第1回:『海炭市叙景』熊切和嘉監督
第2回:『サラの鍵』ジル・パケ=ブレネール監督
第3回:『ビューティフル・ボーイ』ショーン・クー監督
第4回:『一粒の麦』シニツァ・ドラギン監督
第5回:『歓待』小野光輔 エグゼクティブ・プロデューサー
第6回:『そして、地に平和を』マッテオ・ボトルーニョ監督、ダニエレ・コルッチーニ監督
第7回:『鋼のピアノ』チャン・メン監督
第8回:『鋼のピアノ』ジェシカ・カム プロデューサー

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