Home > ニュース > 第23回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第5回・日本映画・ある視点作品賞受賞作品『歓待』小野光輔エグゼクティブ・プロデューサー
ニュース一覧へ 前のページへ戻る previous next
2011.02.14
[更新/お知らせ]
第23回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第5回・日本映画・ある視点作品賞受賞作品『歓待』小野光輔エグゼクティブ・プロデューサー
第23回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、TIFFやグリーンカーペットに対する感想をいただきました。

リレーコメント第5回は、日本映画・ある視点作品賞受賞作品『歓待』小野光輔エグゼクティブ・プロデューサーです。
※『歓待』は、2011年4月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開が決定しました!
『歓待』:オフィシャルサイト

●第23回TIFFに参加されてみていかがでしたか?

「公式に上映作品として選んでいただけて、さらに、日本映画・ある視点部門の作品賞までいただけて、本当に良かったと思っております。」

●昨年も日本映画・ある視点の作品賞は、インディペンデント映画(『ライブテープ』松江哲明監督作品)が受賞したが?

「小津安二郎監督や溝口健二監督といった大先輩が培ってきた古き良き「日本映画」が、途絶えてしまうような危機感を感じていました。
私自身は海外との合作映画を製作するために“和エンタテインメント”という会社を2年前に作ったのですが、海外の映画人と合作を製作しながらも「日本映画」を継承しなければいけないのかな、ということも感じていました。
いわゆる大手が“映画”ではなく、テレビの最終回ばかりを映画館で流している現状ですが、新しい視点から古き良き「日本映画」を製作しようとしていたところ、深田監督という、新しい才能と出会えたことで、今回『歓待』という作品が生まれたと思います。
そういった意味では、この(インディペンデント映画である)『歓待』がこの東京国際映画祭で、日本映画・ある視点部門の作品賞をいただけたことは大変意味があると思います。
若く、才能がある監督たちが、もう一度日本映画を見つめ直して、作品を作っていくことをこの映画祭が後押ししてくれることが、意味のあることだと思います。」

©2010 TIFF
小野光輔エグゼクティブ・プロデューサー

©2010 TIFF
グリーンカーペットに登壇した『歓待』チーム。右から2人目が小野エグゼクティブ・プロデューサー、3人目が深田晃司監督

受賞者記者会見
『歓待』記者会見

歓待
©歓待製作委員会

リレーコメント:
第1回:『海炭市叙景』熊切和嘉監督
第2回:『サラの鍵』ジル・パケ=ブレネール監督
第3回:『ビューティフル・ボーイ』ショーン・クー監督
第4回:『一粒の麦』シニツァ・ドラギン監督
第5回:『歓待』小野光輔 エグゼクティブ・プロデューサー
第6回:『そして、地に平和を』マッテオ・ボトルーニョ監督、ダニエレ・コルッチーニ監督
第7回:『鋼のピアノ』チャン・メン監督
第8回:『鋼のピアノ』ジェシカ・カム プロデューサー



previous next
KEIRIN.JP本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。TIFF History
第22回 東京国際映画祭(2009年度)