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2011.02.17
[更新/お知らせ]
第23回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第6回・コンペティション出品作品『そして、地に平和を』マッテオ・ボトルーニョ監督、ダニエレ・コルッチーニ監督

第23回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、TIFFやグリーンカーペットに対する感想をいただきました。

リレーコメント第6回は、コンペティション出品作品『そして、地に平和を』のマッテオ・ボトルーニョ監督と、ダニエレ・コルッチーニ監督です。

●第23回TIFFに参加されてみていかがでしたか?
マッテオ・ボトルーニョ監督:「正真正銘の日本の組織力ですね!イタリアではこうはいきませんから。よい映画を見れますし映画祭としては良いのですが、TIFFほど良く計画・運営はされていません。このように規模の大きな映画祭では正しい運営方法だと思います。」

ダニエレ・コルッチーニ監督:「東京国際映画祭は信じられないくらい素晴らしいと思います。ヴェネチア国際映画祭には行ったことがありますが、TIFFはよく計画・運営されています。」

マッテオ監督:「グリーンカーペットの上を歩くのはとても楽しかったです。」

ダニエレ監督:「映画祭としてエコロジーをこのように扱うのは素敵なことですね。」

マッテオ監督:「ただの映画祭ではなく、環境の為の企画が映画祭のあらゆるところで行われています。ですから、これらの環境への敬意は、テーマで掲げている言葉だけでなく、実質的なものだと私は思います。」

●日本語をご存知ですね?
ダニエレ監督:「(日本語を少し知っているのは)以前、短編映画を、まあくだらないやつなんですけど、プライベートで撮ったことがあります。公のものではないので世に出ていないですしタイトルも内緒ですけどね。日本人オペラ歌手の友人と一緒に撮っていて、中に彼女が電話するシーンがあるんですが日本語で“もしもし、元気?”“信じられない!”というようなことを言うんです。その時に覚えたんです。」

マッテオ監督:「私にとって、いや我々にとってここに来れたことはまさに(日本語で)“信じられない”ことです。ありがとうございます。」

●東京はいかがでしたか?
マッテオ監督:「残念ながら今日が東京での最後の夜になります。」

ダニエレ監督:「ここに一生いたいんだけどね。」

二人:「でも、また近々戻ってくるよ!」

©2010 TIFF
マッテオ・ボトルーニョ監督

©2010 TIFF
ダニエレ・コルッチーニ監督

©2010 TIFF
(左から)ダニエレ・コルッチーニ (監督/脚本)、マウリツィオ・テセイ (俳優)、マッテオ・ボトルーニョ (監督/脚本)、シモーネ・イゾラ (プロデューサー)


マッテオ・ボトルーニョ監督、ダニエレ・コルッチーニ監督インタビュー
『そして、地に平和を』公式記者会見

そして、地に平和を



リレーコメント:
第1回:『海炭市叙景』熊切和嘉監督
第2回:『サラの鍵』ジル・パケ=ブレネール監督
第3回:『ビューティフル・ボーイ』ショーン・クー監督
第4回:『一粒の麦』シニツァ・ドラギン監督
第5回:『歓待』小野光輔 エグゼクティブ・プロデューサー
第6回:『そして、地に平和を』マッテオ・ボトルーニョ監督、ダニエレ・コルッチーニ監督
第7回:『鋼のピアノ』チャン・メン監督
第8回:『鋼のピアノ』ジェシカ・カム プロデューサー

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