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2010.10.25
[イベントレポート]
日本発のフルデジタル3Dに雨宮慶太監督が挑戦!─10/25(月)特別招待作品『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』:舞台挨拶

小西遼生さん

連日、洋・邦の話題の新作が上映されている「特別招待作品」。25日の夜には、雨宮慶太監督のフルデジタル3D作品『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』がワールド・プレミアとして登場。上映前には、雨宮監督をはじめ、出演者の小西遼生さん、松山メアリさん、原紗央莉さんによる舞台挨拶が行われました。

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©2010 TIFF


 本作は、2005年に放送された深夜枠のTVドラマからスタートし、玩具、ゲーム、小説、パチンコ遊戯台と幅広く展開されてきた人気作『牙狼<GARO>』待望の劇場版で、最強騎士の証“ガロの称号”を持つ魔戒騎士・冴島鋼牙が、魔戒法師の烈花らとともに魔獣退治に挑む姿を描いたVFXアクション。演じるキャラクターそのままの衣装で登場したキャスト陣は、ファンからの声援で迎えられ、鋼牙役の小西さんは「ただいま」とそれに応えました。

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©2010 TIFF


 若干“天然ボケ”があるところを雨宮監督に突っ込まれながらも、小西さんは「3Dでのアクションは右と左だけでなく手前と奥にも奥行き感が生まれるので、パンチや蹴りの当て方も意識しました」と撮影を振り返り、「3Dならではのアクションシーン、最後の戦いも3Dだからこその迫力があります」と見どころをアピールしました。新体操の経験を持つ烈花役の松山さんは、「ずっと少林寺拳法や空手の技を練習していたのですが、なかなかうまく型にはまらず、アクション監督の横山(誠)さんが新体操の動きを採り入れてくれました」とアクションシーンの苦労話を披露。「私は烈花ほど男勝りじゃないですけど、負けず嫌いなところは似ていますね。烈火が舞うシーンを観てください」と話しました。そして、「ものすごい凶悪さに注目してほしい」と雨宮監督が語った魔鏡ホラー・カルマを演じた原さんは、「(CGシーンでの出演がほとんどだったため)撮影はずっと監督とマンツーマンでした。特殊メイクには8時間もかかりましたし、悪役だけどキレイじゃないといけないと言われて、監督も大変だったと思いますが、自分との戦いでしたね」と振り返っていました。

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©2010 TIFF


 『ゼイラム』『鉄甲機ミカヅキ』等、独特の映像世界で人気を誇る雨宮監督は、本作で日本初となるフルデジタル3D映画に挑戦。「苦労話をしだすと2時間以上かかります(笑)」と笑いながら、「3Dもそうなんですが、普通のなんでもないカットにもすごく手間がかかっているんです。肌の美しさにこだわって、全シーン、肌の色をデジタルで再調整しているので、CGチームは地獄だったと思います」と製作の裏話を語ったほか、3Dの見どころとして「鋼牙が放つ蹴りや、烈花のとんでもない技を出す脚の動き」をアピールしました。

 最後のフォトセッション時には、黄金騎士・牙狼も登場! 会場を沸かせました。


『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』null
©2010 雨宮慶太/東北新社
→作品詳細

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