第23回東京国際映画祭、最終日の31日（日）、「東京 サクラ グランプリ」受賞作品『僕の心の奥の文法』の上映がTOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7にて行われました。上映前に、記者会見を終えたばかりのニル・ベルグマン監督、母親役を演じたオルリ・ジルベルシャッツさんが喜びの舞台挨拶を行いました。


挨拶に立ったベルグマン監督は、「コンニチハ、コンバンハ、どうぞ、気をつけてね、忘れ物はございませんか、ソウデスカ。これが僕の知っている限りの日本語です」と、会場の観客を大いに沸かせた。

ジルベルシャッツさんは、「こんなにたくさんの観客の皆さんにお越しいただいて感激です。作品の中では、あまり笑顔を見せていませんが、上映をご覧になったあとでも私の今の笑顔を覚えていてくださいね」とコメント。


ベルグマン監督は2度目の東京国際映画祭の出品で、2度目の東京 サクラ グランプリ受賞という快挙を成し遂げました。受賞の喜びについて監督は、
「2度も受賞できて大変驚いています。正直、グランプリ受賞は無理だろうと思っていましたが、監督賞か女優賞がもらえればいいな、とちょっと思っていました。でも、順に賞が発表されていき、呼ばれなかったので、やはり2度目は無理なんだなと諦めていました。ところが最後に自分の作品タイトルが呼ばれて、あ然としてしまいました。オルリから「私たちよ、早く立たなきゃ」と促されて、壇上にあがりました。本当に感謝しています。ありがとうございます。」と、終始満面の笑みで語りました。


ジルベルシャッツさんはトロフィーを胸に抱き、
「とっても重いです。1度目はあっても、2度目はないと思っていました。今回受賞して、大変うれしく思っていますし、祝福された気分です。」と話しました。

続くフォト・セッションで監督は「ずっと笑顔が止まらない。これ以上スマイルは無理だよ」と、お二人とも心からの笑顔を見せていました。

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『僕の心の奥の文法』