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2010.09.30
[イベントレポート]
第23回東京国際映画祭 記者会見が行われました。
第23回東京国際映画祭開幕まであと23日となった、本日9月30日、六本木ヒルズ六本木アカデミーヒルズ40キャラントAにて、記者会見が行われました。


左から高井英幸理事長、竹原ピストルさん、南 果歩さん、谷村美月さん、熊切和嘉監督、依田巽チェアマン
©2010 TIFF


公益財団法人ユニジャパンの高井英幸理事長から、
「見応えのある映画祭、活気のあるマーケット、意義のあるシンポジウムを目指して、スタッフ一丸なって準備を進めております。ぜひ、第23回東京国際映画祭にご期待ください。」と挨拶。
続いて、今年が3年目となる依田巽チェアマンが登壇、
「私はチェアマンとして21回目から、ホップ、ステップ、ジャンプということで進めてまいりました。今年はジャンプと年となります。
ここまで基本的な理念として高品質、チャンスを生み出すことが出来る、そしてイノベーティブ、リンケージを得ることが出来る映画祭という4つのキーワードを掲げ、特にグリーンをテーマカラーにしまして、グリーンカーペット、グリーンカーペットクラブ、natural TIFF部門の創設、TOYOTA Earth Grand Prixの創設、グリーン電力の採用、グリーン・チャリティーから多くの環境団体への基金など、様々な諸行事をこのキーワードを基に行ってまいりました。
国際映画祭として、今年は特に、作品力、知名度、国際性があり、日本の洋画業界もさらなる発展を求めて作品集めを行ってまいりました。
オープニングでは『ソーシャル・ネットワーク』、スペシャル・プレゼンテーションとして『トロン:レガシー』、クロージングには『ザ・タウン』という素晴らしい作品を揃えることが出来ました。コンペティションも832本も応募があり、その中の選りすぐりの15本(1本は後日発表)を上映いたします。さらにアジアの風部門では生誕70周年のブルースリー特集、黒澤明監督の特集、台湾映画特集、トルコ映画特集があります。
今年の東京国際映画祭は、このような作品に恵まれたことにより、大きな未来に向かって羽ばたくことが出来るであろうと感じております。」
と、今年の意気込みを語りました。

そして、出品作品を代表して『海炭市叙景』より、熊切和嘉監督、谷村美月さん、南 果歩さん、竹原ピストルさんが登壇、会見会場を熱気に包みました。


左から竹原ピストルさん、南 果歩さん、谷村美月さん、熊切和嘉監督
©2010 TIFF


登壇した皆さんのインタビューの内容をどうぞ
熊切監督
「2年前の北海道の映画祭でのある"小さな"出会いをきっかけに、今回の作品を作ることになりました。小さな映画祭での出会いが、大きな映画祭で上映して頂けるようになって本当にうれしく思っています。たくさんの函館の市民の皆さんの物心両面にわたるご協力をいただき素晴らしい作品となりました。
今までの作品では、一人か二人を描くことが多かったのですが今回は群像劇だったので、いつもの何倍も時間がかかり大変でした。最も力を入れたのは、各人物がそこにいたかのように、前後にも人生が見えるように描くことで、その点がうまく表現できたのではないかと思います。」
谷村さん
「普段のお芝居の現場とは違い、ただそこに居ればいい、という監督の作る不思議な空気感がある居心地のいい現場でした。印象に残ったシーンは、お兄ちゃんと元旦に朝日を見るシーンです。CGなどを使う時代ですが、美しい朝日を撮るために2日間もかけて撮影しました。リアルな映像で撮影しているシーンをぜひ!観ていただきたいです。」
南さん
「今回は監督がすごく時間をかけて地元の方々をオーデションされ、私の息子役の青年をはじめ、たくさんの地元の方が参加してくださいました。
プロの俳優と、アマチュアの地元の方々が様々な役でうまくマーブル状に混ざりあっています。全て函館で撮影をするという意味は、その時、その場所の温度や空気感をフィルムに焼き付けるということです。そのような幸せな形で生まれた作品を東京国際映画祭を通じて世界に向けて発信できることを嬉しく思っております。」
竹原さん
「監督とは公私ともに長くお付き合いがありますが、監督のふるさとで撮っているからか、いつも以上にニコニコ、ワクワク楽しそうにしていらっしゃいました。
今回は感じるままに演じることができました。」

第23回東京国際映画祭は、10月23日(土)開幕です!

公式サイトでは今後もゲスト情報など、最新情報をお知らせします!
どうぞお楽しみに!

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