Home > ニュース > 第23回東京国際映画祭、新体制決定 -アドバイザーが2名就任-
ニュース一覧へ 前のページへ戻る next
2010.02.19
[更新/お知らせ]
第23回東京国際映画祭、新体制決定 -アドバイザーが2名就任-
東京国際映画祭は、「エコロジー」をテーマとし、リンケージ、ハイクオリティ、チャンス、イノベーティブを理念として、第21回にはTIFFの新たな取り組みを象徴する「グリーンカーペット」を実施した他、環境をテーマとした作品を集めた「natural TIFF」や「自然と人間との共生」をテーマにした作品の中から秀逸な作品に贈られる“TOYOTA Earth Grand Prix”を新設するなど、様々な企画に取り組み、新しい東京国際映画祭を世界にアピールしてまいりました。
第22回は、TIFFのグリーン活動をより具体的に展開するために、映画に関わる全ての人達が、映画を通じてメッセージを発信する「グリーンカーペットクラブ」を創設し、映画祭を支えるゲストやスポンサーと協力して「チャリティーオークション」を行うなど、映画を核とした多彩な企画や出会いの場を提供いたしました。
グリーンカーペット敷設三年目を迎える第23回TIFFは、ジャンプの年として「未来への持続」を掲げ、映画祭本来の魅力である映画のクオリティの追求と、「華やかさ」「大作感」というキーワードを意識した作品選定を行い、日本はもとより、アジアを始め世界各国から人々が集う質の高い国際映画祭として認知されることを目指します。
それに伴い今年は新たに、『ラスト・エンペラー』を手がけ世界で高い評価を得た映画プロデューサーのジェレミー・トーマス氏と、『アマデウス』や『ミリオンダラー・ベイビー』など数々のアカデミー賞受賞作品を買い付けた実績で定評のある梅原健氏という、二人の強力なアドバイザーの参加が決定いたしました。お二人の強力なバックアップを得て、より一層世界の人々に訴えかける力を持つ映画を集め、映画祭の可能性を広げる企画に取り組んでまいります。


<第23回東京国際映画祭 新体制>
チェアマン: 依田  巽
映画祭事務局長兼[特別招待作品]プログラミング・ディレクター: 都島 信成
[コンペティション] プログラミング・ディレクター: 矢田部 吉彦
[アジアの風] プログラミング・ディレクター: 石坂 健治
第23回TIFFエグゼクティブ・アドバイザー: ジェレミー・トーマス
第23回TIFF作品選定アドバイザー: 梅原  健

【プロフィール】
TIFFチェアマン/依田  巽(よだ  たつみ)
1940年長野県生まれ。1963年3月明治大学経営学部卒業。1969年山水電気(株)入社。
1988年3月(株)トーマス・ヨダ・リミテッド(現・ティーワイ リミテッド)設立。
同年8月現・エイベックス・グループ・ホールディングス(株)顧問就任。
1993年同社代表取締役会長、1995年同社代表取締役会長兼社長就任(2004年8月退任)。
2004年12月より(株)ギャガ・コミュニケーションズ(現・ギャガ(株))代表取締役会長を務め、
2009年7月には同社代表取締役会長兼社長CEO就任。
現在(株)ティーワイ リミテッド代表取締役会長、(株)ドリーミュージック代表取締役会長、
(株)ティー ワイエンタテインメント代表取締役会長ほか、ティ・ジョイ取締役、楽天取締役なども務める。
2008年3月東京国際映画祭(TIFF&TIFFCOM)チェアマン就任。
その他公職は、日本経済団体連合会理事、同産業問題委員会エンターテインメント・コンテンツ産業部会部会長、
映像産業振興機構(VIPO)幹事理事、Japan国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)実行委員会副委員長など。

映画祭事務局長兼[特別招待作品]プログラミング・ディレクター/都島 信成(としま  のぶしげ)
東宝(株)からの派遣で、2006年10月より東京国際映画祭事務局勤務。東宝(株)では、映画興行部にて十年近い劇場勤務を経た後、2002年4月より同番組編成室に異動、東宝洋画系の番組編成を行う。
映画祭事務局では、広報グループ、運営グループ・プロデューサー、映画祭事務局次長を経て、2009年4月より映画祭事務局長として東京国際映画祭全体を統括する。
また、2007年4月以降、特別招待作品部門のプログラミング・ディレクターを兼務している。

[コンペティション]プログラミング・ディレクター/矢田部 吉彦(やたべ  よしひこ)
フランス・パリ生まれ。日本興業銀行(現みずほ銀行)に勤務。退職後、映画の配給、宣伝を手がける一方、ドキュメンタリー映画のプロデューサー及びフランス映画祭の運営に携わる。
その後、東京国際映画祭事務局に入り、上映作品の選定を行う作品部の統括を担当。同時に[日本映画・ある視点]のプログラミング・ディレクターも務める。
映画祭の生え抜きスタッフとして、2007年から[コンペティション]のプログラミング・ディレクターに就任。

[アジアの風]プログラミング・ディレクター/石坂 健治(いしざか  けんじ)
早稲田大学大学院で映画学を専攻し、1980年代よりアジア映画、ドキュメンタリー映画に関する研究・批評活動を開始。
1990年より2007年まで国際交流基金専門員としてアジア中東映画祭シリーズ約70件を企画運営。
早稲田大学・明治学院大学講師。韓国芸術綜合学校招請教授(1998~1999年)。

第23回TIFFエグゼクティブ・アドバイザー/ジェレミー・トーマス
ロンドン出身のイギリスの映画プロデューサー。
ベルナルド・ベルトルッチ監督のアカデミー賞受賞作『ラスト・エンペラー』(87)を手がけて高い評価を得た。
2006年には欧州映画賞(European Film Award for Outstanding European Achievement in World Cinema)を受賞。
1992年から1997年まで英国映画協会のチェアマンを務める。
数々の作品に加え、日本との関わりでは大島渚監督、北野武監督らとの作品制作や坂本龍一氏との仕事で知られる。

第23回TIFF作品選定アドバイザー/梅原  健(うめはら  けん)
高知県生まれ。ニューヨーク大学映画学科卒業。松竹、ギャガ・コミュニケーションズ、日活などで洋画買い付けを担当。
現在はエイベックス・エンタテインメント(株)映像事業本部、シニア・アクイジション・ディレクター。
第一回買い付け作品は79年の『ワンダラーズ』。『アマデウス』(84)、『ラスト・エンペラー』(87)、『シカゴ』(02)、『クラッシュ』(04)、『ミリオンダラー・ベイビー』(04)など買い付け作品5作がアカデミー作品賞を受賞するほか、『レッドクリフ PART1&PART2』では105億円の興行収入を達成するなど、数々の話題作のバイヤーとして活躍している。

next
KEIRIN.JP本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。TIFF History
第22回 東京国際映画祭(2009年度)