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2010.03.19

第22回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント:第9回・『マニラ・スカイ』レイモンド・レッド監督

第22回東京国際映画祭にご参加いただいた皆さんに、グリーンカーペットやTIFFに対する感想をいただきました。

第9回は、第22回TIFF「コンペティション」部門上映作品『マニラ・スカイ』のレイモンド・レッド監督です。


グリーンカーペットについて?
「映画祭が自分の国の利益になることだけでは無く、世界の利益になることに関心を向けていることはとても驚くべき事であり、感動的なことです。多くのネガティブな報道が流れていても、グリーンカーペットのテーマや夢を持っていれば、映画人だけでは無く、アーティスト達の力を借りて、世界を実際に変えることができると思っています。これは本当にワクワクするような革新的な行動です。」

東京国際映画祭について?
「私はこの映画祭に参加できた事を光栄だと思っています。そして興奮もしています。ここに来たのは初めてではありませんが、フィリピンの映画がコンペティションの部門に選ばれたのは初めてのことでした。22年のこの映画祭の歴史の中で、私達の国の映画がこの映画祭のメイン部門である、コンペティションに選ばれたのです。
そしてさらに私を興奮させたのは、今回がこの映画祭で、私の作品がコンペに選ばれたのは、2回目だという事でした。随分前のことになりますが、1992年にヤングシネマ・コンペティション部門に出品されています
(※第5回TIFF ヤングシネマ・コンペティション部門にて『バヤニ The Patriots』が上映されました)
そしてここでご覧になって頂いた『マニラ・スカイ』は私にとって非常に大切な作品でもあります。何故ならこの作品で私は監督としてカムバックをしたからです。私は長いあいだ映画を作っていませんでした。ですから東京でワールド・プレミアをすることは非常に嬉しいことでした。東京に来たおかげで私は本当に刺激を与えられました。新たな映画を作り続けることにします!」


関連ニュース: 記者会見、Q&Aの様子


Q&Aでのレイモンド・レッド監督
(C)2010 TIFF



『マニラ・スカイ』

(C)2009 PelikulaRed

リレーコメント:
第1回・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(コンペティション審査委員長)
第2回・『ライブテープ』松江哲明監督
第3回・『ボリビア南方の地区にて』フアン・カルロス・ヴァルディヴィア監督
第4回・『ライブテープ』前野健太さん
第5回・ユ・ジテさん(コンペティション審査委員)
第6回・『激情』セバスチャン・コルデロ監督
第7回・『旅人』ウニー・ルコント監督
第8回・別所哲也さん(TOYOTA Earth Grand Prix審査委員)
第10回・『つむじ風食堂の夜』篠原哲雄監督(アジアの風審査委員)
第11回・『見まちがう人たち』クリスチャン・ヒメネス監督
第12回・『OUR BRIEF ETERNITY』福島拓哉監督
第13回・『少年トロツキー』ジェイコブ・ティアニー監督
第14回・『SOUL RED 松田優作』河井真也エグゼクティブ・プロデューサー
第15回・松本正道さん(コンペティション審査委員)
第16回・『イースタン・プレイ』ステファン・ピリョフ プロデューサー
第17回(最終回)・依田 巽チェアマン


KEIRIN.JP本映画祭は、競輪の補助を受けて開催します。
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